社員紹介

部長 山中 亮

企画部は、沖縄県内を対象に、県土全域・広域都市圏から、市町村、地域コミュニティまでの多様な空間スケールをにおける様々な企画・調査・分析・計画・実践に関する業務に従事しています。

客観的なデータを活用して定量化・見える化を図りながら、地域に暮らす住民や沖縄に訪れる観光客の目線で何が必要かを考え、地域への実行・実装にこだわりながら、様々なテーマに取組んでいます。

近年では、JICA関連事業に取組む等、沖縄県内の取組にとどまらず、幅広い観点から、沖縄の振興につながる取組も進めています。

保有資格

技術士(総合技術監理部門、建設部門(道路、都市及び地方計画))、一級土木施工管理技士、測量士

業務紹介

業務内容

交通分野への取り組み

快適な移動の実現を目指して

交通分野では、弊社が復帰直後から携わっている車や人の移動の基礎データである道路交通センサス調査データやパーソントリップ調査データ等を活用しながら、中南部都市圏都市交通マスタープラン策定や県内市町村の交通計画策定支援、交通ターミナルやモノレール・バスシステム等の公共交通の導入支援、道路空間を活用した多様な取組の社会実験等の支援、地域の交通安全の取組等、道路・交通分野に関する様々な政策立案と実装に取り組んでいます。

近年では、携帯電話や自動車の運用データから生成されるビッグデータや、IoTデバイスのセンシング技術等を活用した調査分析や、自動運転車両、次世代都市交通システム、MaaS等の新たな交通サービスの県内における実装にも取り組んでいます。

また、県内外との大学との共同研究や、国内外の先進的な取組み等に関する現地調査等も定期的に行い、沖縄のまちづくり・交通の取組への適用可能性、沖縄のおける課題についても調査研究を実施しています。

安心できて居心地が良いまちを目指して

まちづくり分野では、弊社が近年取り組んだまちづくりの基礎データである都市計画基礎調査データ等を活用しながら、都市や地域の現況分析支援、広域都市計画区域マスタープランや市町村都市計画マスタープラン策定支援、土地利用検討、歴史まちづくり、中心市街地活性化、地域防災の取組支援等、都市及び地方計画分野に関する様々な政策立案と実装に取組んでいます。

弊社の特色として、地域行政・住民と密接にコミュケーションを図りながら、交通分野や道路交通基盤の計画設計分野との連携を強化し、交通結節点を中心としたまちづくり、交通安全を切り口にしたコミュニティ参加型の地域づくり、観光客の移動のマネジメントと世界自然・文化遺産の保全と利活用を一体的にとらえた地域循環共生圏の地域社会への実装など、多様なテーマに取組んでいます。

さらには、PFI事業など官民連携による取組や、先進技術を活用したスマートシティの実践に向けた取組等、国内外のまちづくりを取り巻く新たな潮流も取り入れながら、沖縄のまちづくりに新しい風を吹き込むチャレンジングな取組も実施しています。

まちづくりへの取り組み

先輩社員からの声

入社した理由

沖縄の負のイメージのひとつとしてよく挙げられるのが“交通問題”ではないでしょうか。渋滞はもちろんのこと公共交通の利便性等、沖縄に住む(来た)人なら誰しも一度は課題を感じたことがあるのではないでしょうか。

沖縄の未来のため(利己的)にもこれらを改善したいという思いが心の底にずっとありました。

そんな中、私はインターンやアルバイトを通して、当社で交通課題の対策について、様々な視点から検討していることを知り、入社を決意しました。

大学で経済学や地域振興等について学んでいたので、ぼんやりと都市や地域づくりに関する仕事に興味を持っていました。弊社は公共事業の企画・計画~施工・維持管理まで一貫して取り組んでおり、幅広い分野の業務に挑戦できると考え、入社を決めました。

入社後は都市や交通系の業務以外にも建設産業の海外進出に関する調査など、常に新しく学ぶことが多く、刺激のある日々を過ごしています。

活用している社内制度

通勤時では、社員・アルバイト全員がフレックスタイム(コアタイム10~15時)の適用対象となっています。通勤時の渋滞に伴うストレス緩和や、渋滞緩和にもつながる取組となっています。

また、8~11月の間で、最大5日間のリフレッシュ休暇(有給とは別)の取得を推奨しています。お盆や夏休み時期など、個人の都合に併せて取得することが可能です。

資格取得に向けて

技術士資格取得のために、外部の講座を受講させていただいています。

また、社内では受験する分野は異なりますが、資格取得に向けて情報交換する機会や講習会の実施など資格取得をサポートする環境が整っています。

私も早く資格取得できるように頑張りたいです。

1年目に担当した業務

沖縄県のとある市町村のコミュニティバス導入支援業務を担当しました。本業務を通して、沖縄県における地域交通課題の実情を再認識させられるとともに、コンサルとして私がこなすべき役割についても知ることができました。

また、コミュニティバスは地域の交通課題解決のみならず、地域活性やまちづくり等に幅広く貢献できることを知ることができました。このことは、私の業務に対する考えや視点が大きく変わるきっかけになったと思います。

今後は、一つの枠にとらわれず様々な視点で提案ができるような技術者を目指していきます。

都市計画の概要パンフレットの作成を担当しました。
地方自治体の住民向けに都市計画制度の概要を取りまとめ、見やすいデザインになるよう、自治体の担当者の方と密なやり取りを重ねながらパンフレットを作成していきました。自治体の都市、交通インフラから都市計画関連制度、実際の整備事例などを盛り込み、都市計画に関する基礎知識のほか、分かりやすい資料作成についても勉強することが出来ました。

業務のやりがい

これまでは雰囲気で感じていた課題について、ビックデータの活用や調査を用いて、定量的に判断し、データに紐づいた対応方策が検討できることにやりがいを感じます。

繁忙期は忙しく、きついと感じる時もありますが、自治体職員や有識者、地域住民の方々と密なやり取りを行い、計画が無事に完成、公表されたときにやりがいを感じます。

これからの目標

部内には交通とまちづくりの知見が蓄積されています。これらの知見を取り入れて、住みやすく魅力的なまちの形成を目指して担当業務に従事していきたいです。

部署の雰囲気

企画部は、発注者(行政)や関係機関との調整が多く、資料作成などに日々追われ忙しい部署ですが、部内の横の連携がしっかりしており、色々な情報を共有することで、毎日楽しく仕事をこなしています。

また、仕事のON・OFFがしっかりし、休憩中や終業後ではおしゃべり等で、賑やかなで楽しい部署です。

新卒社員に求めること

企画部が担当する業務の多くは、発注者(国、県、市町村等)や地域に係る人々と、調整を密に行いながら共に進めていくものとなっています。そのため、相手への丁寧さや、柔軟さ等を持った対応が求められます。

まちづくりや交通分野において、地域の活性化、環境問題への配慮、災害への対応等を踏まえることが多くなってきています。また、これらへ対応するため法改正、新技術の登場等、状況の変化が目まぐるしく起こっています。計画づくりではこうした変化をとらえ反映させていくことが求められます。変化を的確に把握し、業務へ活かしていくための勤勉さが求められます。

近年ではICT化の進展もあり、ビッグデータ等様々なデータが登場し、交通、まちづくり、防災等の各分野で地域の顕在課題、潜在課題の定量的な把握が出来るようになってきています。一方で、大量のデータがあるがゆえに、データに振り回されてしまうこともあります。整理した結果をどのような課題解決につなげていくのかといった基礎的な視点・分析力を持った技術者を目指すことが求められます。

新卒社員に求める事項
・相手への丁寧さ、柔軟さ
・変化把握のための勤勉さ
・地域課題解決のための視点/分析力